講演会

 会員になっている組織の講演会に妻と出かけた。留学の恩返しで会費を払っているのだが、東京にいないと無料の講演会に出る機会がない。

 今回は、元大使による文化交流の話。日本語のはずが、英語で日本語同時通訳だった。以下は、妻との感想のやりとりから。

 元大使の英語といっても、この程度?

 この程度というのは、・・・日本人の英語に特徴的なことなのだが、ボキャ貧。原稿に目をやると早いのだが、アドリブは遅い。だから、「分かりやすかった」 自分としては珍しく、ほぼ理解できた(妻もそうだったという)。dilemmaはダイレンマというのか。アメリカ英語だね。ケンブリッジを出ているのに。

 この人、ベトナムやフランスの大使もやったのだから、どうせならフランス語でやればよ
かったのに。経歴をみると「文化畑」が長い(そういう分野があるとして)。文化、文化で半生を過ごし、いまも悪くない地位にいるのだから、幸せな人生だ。

 講演者によると、「最高の知性の集まり」のはずが、見渡すと聴衆は「ヘンな人」が多かった。