ナンジャタウン〜謎の広告

池袋サンシャインシティナンジャタウンなる所に行ってみた。ナムコの運営する、昭和30年代、40年代のテーマパーク?とでもいうのだろうか。

上の子に「探偵団」の冊子を買ってやり、探検に出したあとで、携帯が繋がらないことが分かった。不安を憶えつつ、下の子と「銭湯歌合戦」で昭和40年代歌謡を歌いながら、表を上の子が通らないかとキョロキョロ。懐かしいはずの町並みも、あまりに造ってあると気持ち悪く、下の子は泣き出す始末。

結局呼び出してもらうことに。受付の女の子は、コスプレのよう。コンセプトが分からない。上の子の名を告げると、ユをヨと書くし、シをツと書く。前者は直してくれたが、後者は自覚しているらしく「分かってます!」だって。きっと、三画目は下から撥ねていたのだろう。こんなところに学力低下を見た(上の子は、出口付近で電話が繋がり、事なきを得た)。

そうそう、下の話は知り合いに聞くと、公務執行妨害ではないかという。私立大学では偽計業務妨害か。

引っ越してから1か月半。トイレの壁に収納スペースを発見。

こんなことってあるんだねえ。

テストで成績上位だった上の子のリクエストは、「人生ゲーム」
ここの銀行では、保険も株券も売ってるんだよね。

【記号化される世界 】
舞城王太郎のデビュー作「煙か、土か、食い物」を読んだ。このところ、石田衣良本多孝好と手にして、いずれも最後まで読めなかったのに比べると、「読ませる」(石田は登場人物のファッション描写についてきけず(想像できず)、池袋も嫌いになった。本多もなんでこんなのがって感じ)。

それにしても、主人公一家の名前が一郎、二郎、三郎、四郎とは?こちらはほとんど人物描写がなく、記号化している。伊坂作品も、これまでの全作品では、男はみな苗字で、女は名前で登場する。ずっとこれでやるのかなあ。わざとだろうけれど、つまらないと思う。舞城は、全部一人称で語るのだろうか。

舞城と伊坂は村上チルドレンと言われているらしい。舞城は覆面作家だが、著名な作家の覆面だったら面白いね。伊坂とは年が違うことになっているが。

伊坂の出世作「重力ピエロ」の主人公兄弟は、泉水と春。どちらもspring. 現実にはありえないね。「となりのトトロ」(さつきとメイ)の影響だろうか。

【謎の広告】
日曜日の某朝日新聞に謎の見開き広告が載っていた。

アメリカで2005年末公開予定、日本では2006年春公開予定の映画の前売り券だ。広告主は配給元のようだが、前売りをしないと配給できないのだろうか。本当にこの映画は作っているのだろうか。新手の映画ファンドか。

広告費用をカバーするのに、1300円の前売り券を何枚売る必要があるんだろうか。世の中分からないことだらけ。