外堀で釣堀

 息子が「釣りをしたことがない。」という。それは、分かっていた。私自身釣りが好きではない。が、釣りに連れて行くのは親父の役目(昔から、そう決まっているような・・)。

 そこで、「市ヶ谷」の有名な(電車から見えるから)釣堀に出かけた。ここは外堀で、どういう権利から釣堀を営業できるかは、知らない。竿と餌を借りて、はじめる。相手は鯉だ。あざみ野で猫が拾ってきた鯉に、100万円以上かけているのに、ここで鯉を釣ろうとは、罰当たりな・・・

 なかなか引きが来ない。浮きのごく僅かな動きで引いてみたら、かかった。息子に引かせたら、糸を切られてしまった。その後は、浮きのタイミングは分かったが、なかなか釣果は上がらない(餌をとられるから、食っているのは分かるのだが)。下の子が、堀に落ちるのではとハラハラしながら、1時間で引き上げた。

 まあ、釣りというものがどういうものか、分かったろう。川や海では、もっとかからないのだよ。