妻か母か

職場の同僚のお母様が亡くなった。68歳だった。一年半前から発病していたらしい。昨年9月その同僚が結婚したのは、母親を喜ばせるためだったのだろうか。

 自分の母が死んだらと思うと、一番悲しむのは夫(父)ではなく子供(自分)ではないだろうかと思う。妻には悪いが、血が繋がっているかの問題だ。

 葬儀は葬儀社で行われた。最近はこういう例が多い。葬儀社の社員が「お寺様のお帰りです。」という。「お坊さん」のことを関西ではお寺様というのだろうか。もう一つ、焼香の際に、名前を呼ばれて先にする人と、「パンピー」がある。こういう葬式に遭遇したのも関西だけだ。こうすると、喪主の関係者が特別扱いされて、故人の親しい友人が邪険に扱われることになるのではないだろうか。